導入事例 | Shippio | 貿易業務の可視化・効率化クラウドサービス

リアルタイムで本船動静の状況が把握可能に。 貿易業務の可視化で最新情報の共有を実現!

作成者: Shippio|2024.09.23

―ビジネスモデルと業務について教えてください

中村様:弊社は半世紀以上に及ぶ貿易業務により、これまで35カ国(約600社)以上との取引経験を有する、北九州市に本社を置く貿易商社です。主な事業としては全国の家具店や量販店・インテリアショップやECサイトなどに、家具やインテリア雑貨・日用品の卸販売を行っています。世界各国から輸入した商品はもちろん、自社で企画開発したものも含めて現在では常時1万2,000点ほどの商品を扱っています。

 

所属するチームは現在5名体制、私は海上輸送から自社倉庫への納品管理全般を担っております。弊社は港湾地区「響灘エリア」に輸入商品の管理・保管を行う大型物流センターを有しており、倉庫内の保税蔵置き場で通関後、全国へスピーディーかつ安定した流通を実現しています。

 

また輸出入に伴う通関手続きや法令届出、税関折衝など様々な貿易関連業務も付随して行っています。1日の業務としては朝イチで直近の通関手続き準備、常時200コンテナが動いているため本船動静の確認作業もマストです。

 

不二貿易株式会社 商品部 中村様

コロナ禍の影響でコンテナやスペースが不足し、納期課題に悩まされていた

―業界全体の背景と課題について教えてください

中村様:これまではあまり大きな問題がなかったのですが、コロナ禍の影響により輸出入の需要と供給のバランスが崩れてしまい、現在は複数の課題を抱えています。まずはコンテナやスペース不足の問題です。そもそも日本国内のコンテナ取扱貨物量は増加傾向にあるのですが、コンテナ回転率の低下等で圧倒的なコンテナ不足に。弊社においても現地で出荷の準備ができているにも関わらず、コンテナや船がなくて船積みが予定通りできないケースも出てきました。

 

さらに各国の港湾混雑状況が激化したことで、コンテナ船の運行が遅延、本船動静の確認業務をどう解決していくかも問題となっています。本船遅延についてはできるだけタイムリーに状況把握をしたいものの、コントロールが非常に難しい状況です。自社倉庫への納期遅れが発生すれば調整業務が発生し、営業部サイドとの連携も必須です。

 

常設ショールームには、取り扱う家具やインテリア雑貨・日用品が並ぶ

「Shippio」でコンテナの動きを可視化し、遅延時もクラウド上で確認&相談がスムーズに

―「Shippio」検討のきっかけについて教えてください

中村様:課題の解決を図るべく、まずは複数のフォワーダーや企業へコンタクトを取り始めました。そんな中で1年ほど前に出会ったのが「Shippio」です。比較検討する中で一番の決め手になったのは、本船動静を視覚的に把握できる―コンテナの動きを可視化できるという点です。

 

これまでごく一部の人しか知りえなかった出港後のシップメント進捗や本船動静をクラウドサービス上でリアルタイムに知ることができる、しかも画面がとても見やすく一目瞭然。「Shippio」なら洋上にある本船位置を地図上で確認可能で、さらに遅延発生時にはアラート表示もあり、精度の高さも群を抜いていました。

 

また、案件ごとにチャットで相談できることや対応の速さも魅力に感じました。実は案件ごとにチャットが紐づいているシステムというのはなかなかありません。相談内容はログとして保存されるので案件単位の履歴確認が容易になる点も魅力的だと思いました。

 

最新状況を関係者全員で容易に管理・共有し、コミュニケーションコスト削減にも貢献

―導入後はどのような効果を得られましたか?

中村様:現在はフォワーダーの一つとして利用させていただいております。商品部全員と物流に関わる一部営業メンバー計30名弱にアカウントを発行し、「Shippio」にて該当案件の状況を共有しています。

 

導入後は最新の状況を関係者で容易に管理・共有できる状況になったため、コミュニケーションコストが削減。導入前は営業部サイドから商品部へ問い合わせや質問もかなり頻繁にあったのですが、共有できるようになったことでクリアに。伝達ミス防止に繋がっています。担当者が不在でも対応可能な点も大変有り難いです。

 

また、海外と実際にやりとりをしているセクションについても、今までは電話やメールで現地側から船の状況を聞き出さないと今どうなっているのかが分かりませんでした。「Shippio」導入後は確認&連絡もスムーズで安心という声も。納期遅れは避けたいのですが、どうしても遅延が発生してしまうケースは、やはり起こり得ます。これまではタイムリーに営業サイドへの連絡が難しかった案件もリアルタイムで全体状況が把握できる点が、かなり高評価です。

 

コンテナ数が可視化できているので調整もしやすいというメリットも。200コンテナ分の動静を確認するとなると約1時間~1時間30分程度の時間がかかるのですが、仮に「Shippio」に全て依頼すれば10分ほどで完了する想定です。

現在も依然として遅延が起こりやすい状況が続いています。一目で正確な状況を把握できる、かつ最新の情報を「Shippio」に今後も提供していただけたらと期待しています。

 

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