年間最大180時間の「情報の追いかけっこ」を解消。ロゴスコーポレーションが実現した、販売機会を逃さない「攻めの貿易DX」の全貌。

株式会社ロゴスコーポレーション様

  • 目的
    ・本船動静の確認をはじめとする作業にかかる工数・時間の削減
    ・社内全体における商品入荷情報の一元可視化
  • 課題
    ・本船動静をはじめ、煩雑な作業による業務効率の低下
    ・作業のバッティングなど関係者間の連携の取りにくさ
    ・業務効率の低下や煩雑な情報管理に伴う販売機会の損失
  • 効果
    ・年間150~180時間の作業時間を削減
    ・業務改善に割ける時間を捻出
    ・納品日の遅延の解消や売れ行きの良い商品の迅速な補充といった販売機会損失の回避
  • アパレル
  • インテリア雑貨
  • 家具
  • 生活雑貨
  • 業務効率化
  • 機会損失低減

Shippio Cargo導入によって、年間最大180時間の「情報の追いかけっこ」を解消し、販売機会を逃さない「攻めの貿易DX」を実現した株式会社ロゴスコーポレーション(以下、ロゴス)の取り組みについて、ロゴスの物流を支える経営管理部 貿易課 大橋様にお話を伺いました。

導入サービス

Shippio Cargo

ビジネスモデルと主な業務について

「Enjoy Outing!」を合言葉に、総合アウトドアブランド「LOGOS」を展開するロゴス。キャンプ用品の企画・製造から直営店運営、Logos Landなどのテーマパーク事業やカフェ運営など幅広く事業を展開しています。

ロゴスの貿易課では3名のメンバーが、海外で製造された製品を「いかにスピード感を落とさず、店舗やお客様といった前線へ確実に届けるか」をミッションに日々業務にあたっています。年間300点以上の新商品やクラウドファンディング製品をリリースするロゴスにとって海外工場からの納期管理はブランドの信頼に直結する生命線です。

さらにロゴスでは、売り上げを最大化するために商品ごとに最適な棚の陳列や販売スケジュールまで各店舗でプロデュースすることが多く、すべての製品を納期通りに届けることは非常に重要視されています。

導入の経緯と課題

いたちごっこの本船動静確認に奪われる集中力と非効率なコミュニケーション

Shippio Cargo導入前、貿易課にとって1番負荷が高かったのは本船動静の確認でした。
営業部門から「あの荷物はいつ入ってきますか?」と電話が入るたびに対応中の作業を中断して船会社のHPからスケジュールを確認し、遅延があれば管理表を手作業で修正して電話を掛け直す…という1回20分程度かかる作業を毎日いたちごっこのように繰り返していました。

またせっかく確認した情報を管理するにも、船名やETA、輸送ステータス、入荷数といった関連情報も含めて、基幹システムやExcel、メール、紙など様々な場所に情報が点在しており、一元的な管理は難しいのが当時の状態でした。

さらに効率的な案件対応のため、各案件のメールには貿易課の3名全員を宛先に入れて可視化を図るなどの対応策も講じていたものの、同じ問い合わせに複数名が同時に反応するなど、作業の重複も発生していました。このように貿易課では「本船動静の確認をはじめとする煩雑な作業による業務効率の低下」や「情報が一元的に管理されていないことによるメンバー間・部門間連携の取りにくさ」による慢性的な負担を課題として感じていました。
こうした作業に集中力や業務時間を割くことで、人気商品のスムーズな補充など販売機会のロスを防ぐために先手を打つ対応への影響を懸念していました。

導入の決め手

課題への「ドンピシャ」な解決策

本船動静の確認にかかる工数削減などの課題を抱える中で、2025年の関西物流展に参加、Shippioブースで説明を聞いた時に「これだ!」と感じました。

Shippio Cargoが提供する「本船動静の自動追跡」はもちろん、「クラウド上のチャットを利用した(書類も含めた)情報の一元化」が、我々が慢性的に悩んでいた課題への解決策そのものでした。
当然ですが、業務改善はその行為自体で工数が発生します。かけた工数・費用に対してどれだけ既存の業務の負担を軽減できるのか、正確性が増すのかが重要になります。
自社システムの改修や既存ツールの活用なども検討しましたが、正確性の向上と作業工数の削減や時間の短縮はトレードオフになると考えて見送っています。

また他社ツールも動静確認のみ、書類管理のみなど単一の課題解決に特化したものが多く、費用対効果という点で採用に至りませんでした。

株式会社ロゴスコーポレーション 経営管理部 貿易課 大橋様

導入のプロセス

課内・関連部門からも抵抗なく導入が完了

Shippio Cargoのトライアルを通して具体的な費用対効果を試算できたこと、部門としてDXに積極的に取り組んでいたことなどが追い風となり、導入は非常にスムーズに進みました。

社内で稟議を通すにあたって、Shippio Cargoのトライアル期間に、本船動静の確認作業や情報共有用のメール作成といった日々の業務にかかる作業について、Shippio Cargoがある場合・ない場合で所要時間を計測し、どの程度作業時間を短縮できそうか試算しています。定性的な効果以外に定量的な効果も提示できたこともスムーズに導入が進んだ理由の一つだと思います。

導入後の効果

いたちごっこから解放され、年間で最大180時間の作業時間を削減

毎回20分程度かかっていた本船動静の確認、これがShippio Cargoの管理画面上から一目で状況を確認・即回答できる状態になりました。

さらにShippio Cargoでは船名・ETA・通関状況などの情報も管理画面上で確認でき、社内外の関係者とのやり取りや必要書類もシップメントごとのチャットに集約されています。

Shippio Cargoの画面イメージ ※Shippioのデモ環境をベースに作成

これにより作業のバッティングや度重なる確認作業なども避けられるようになりました。
具体的には以下のような効果をあげており、結果として年間150~180時間の作業時間の削減を実現しています。

  • 本船の自動トラッキング機能によって本船動静把握作業を完全に削減(20分/案件→0分)
  • 案件ごとの進捗管理・情報伝達・書類共有による業務効率化(30分/案件→10分)
  • AI-OCR機能による書類内容確認・照合・反映作業の軽減(7分/1枚→2分)

またバックオフィスにはShippio Cargoの展開をはじめており、商品軸で輸送状況を確認できるようになったことで「これは便利」との声ももらっています。

効率化によって解放された集中力と時間は生産性向上に充当

動静確認を自動化できたことで、そこに費やしていた集中力やリソースを、より優先度の高い業務や、これまでやりたくても手が回らなかった改善業務に回すことができるようになりました。
Shippio Cargoでは輸送中の商品をコンテナ単位で正確に把握できるため、輸送スケジュールの調整が容易になり、余裕を持ったドレージの確保・調整を実現、結果として納品日の遅延が起きにくくなっています。

ロゴスでは季節や需要の変化に合わせて年6~7回ほど新商品リリースのスケジュールが組まれていますが、そこでお披露目する商品はリリース日に合わせた納品が必須です。ほかにも夏場の保冷グッズをはじめとする季節商品や万博などに関連したイベント商品も、需要の増える週末や発売日に在庫があるかで売り上げが変わるため、スケジュール通りの納品は死活問題といえます。

このようにリリース調整にかかるプレッシャーは相当なものでしたが、それも軽減できています。Shippio Cargoを活用することで、今後も各店舗の販売計画を達成するために、製品の輸送状況を迅速かつ正確にトラッキングし続け、それをもとに先手先手の対策を打っていけるようにしたいと考えています。

今後の活用について

他部署への展開と販売計画の最適化支援

現在は貿易課がShippio Cargoのメインユーザーですが、今後は生産管理部、物流部門、最終的には営業部門など他部署へもさらに展開していきたいです。

さらにリードタイムや輸送にかかるコストのデータを蓄積・可視化していくことで、販売計画の企画時の精度向上にも役立てたいと考えています。
我々貿易課の業務内容は専門的なものが多く、社内に対する業務内容の認知が難しいという面がありますが、Shippio Cargoを通じて「貿易課が何をしているか」を社内に見せ、会社全体の最適化に繋げていきたいですね。



Shippioでは国際物流の可視化を実現し、情報共有機能や、貿易書類・請求書管理、納期調整を一元管理できるクラウドサービスを提供し、貿易業務の可視化・効率化をサポートしております。
貿易業務で人手が不足している、現状のやり方ではDXが進まないなどのお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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