導入事例

工場も巻き込んだ部門横断で業務プロセスの再構築!貿易の見える化からDXを推進!

三菱ケミカルインフラテック株式会社

Shippio導入後約1年を経過した三菱ケミカルインフラテック株式会社 設備機器部 森本部長、海外グループ西道様(※所属部署は2021年7月の取材時点のもの)にインタビューをさせて頂きました。

 

コロナ禍でのリモートワーク体制での業務遂行、オフィス移転に伴うペーパーレス化の推進といった必要性に迫られる中で、どのようにShippioを活用頂き、どのような効果を感じておられるのかお話しを伺いました。

 

  • 目的
    貿易業務の可視化、ペーパーレス化、貿易DXの推進
  • 課題
    ①紙、電話、メールに依存したアナログな業務
    ②出社率の大幅削減、リモートワークでも生産性を落とさない貿易業務の構築
    ③貿易業務の属人化によって、他者から案件の進捗把握が困難
  • 効果
    ①案件・輸送ステータスの管理・共有工数の削減 
    ②貿易書類の管理工数の削減、メールに添付していた書類が案件に紐づけて管理可能に
    ③工場担当者もShippioを利用することで、営業・工場間で綿密な製販会議が開けるようになり、業務改善のアイデアが生まれた
  • 業務削減20%
  • 社員数~1,000人
  • 建材製造業

三菱ケミカルインフラテック株式会社 様のご紹介

弊社は三菱ケミカルグループで、建材や設備機器製品の販売及びサービスを提供する会社で、
私たち設備機器部は飲料水や防火用水などを貯留する貯水槽を製造・販売しています。

 

1981年からは海外向けの輸出もスタートし、主にビル・病院・マンション・工場用途として、貯水槽HISHITANK™を販売しており、これまで20カ国以上の国々でご採用頂いております。(設備機器部長 森本様)

新規利用のハードルの低さを評価頂き、採用を決定

Shippioの利用を会社に進言したのは、設備機器部 海外グループの西道様。「元々、Shippioの佐藤CEOのTwitterアカウント(@LOGITARO1)をフォローしていて、先進的なサービスを提供している会社と知っていました。

 

新型コロナ流行による出社率の大幅削減や、オフィス移転に伴う書類削減プロジェクト”Paper-Halfプロジェクト”等も相まって、早急に業務のデジタル化を図る必要があり、その際にクラウドサービス上で貿易業務の管理が可能なShippioのことが頭に浮かび、ホームページから問い合わせを行いました。」

Shippioのサービスに関する第一印象については、「革新的だと思った」と西道様。「これまでメールの件名などを工夫しながら案件の情報を自分の中で管理していたのですが、どうしても件数が増えるにつれて煩雑になりがちでした。

それがShippioではクラウドサービス上に一括で管理がされているため、抜け漏れがないかを心配する心理的な負荷が軽減されました。更にコミュニケーションの観点ではメールとの併用が可能であることや、新規にソフトウェアの導入が不要でブラウザからアクセスするだけ、クラウドサービス自体は無料、など導入のハードルが低かったのもよかったです。

 

 

シンプルにフォワーダーさんの選択肢を一社追加するのと同じですからね。」と導入決定時の印象についても語っていただきました。

全貿易業務の見える化がクラウドサービス上で実現

「昨年の利用当初から情報が綺麗に整理されていて見やすいと思っていましたが、今年に入ってバージョンアップしてから更にUIが見やすくなりました。

 

シップメント一覧の画面がとても分かりやすいので、(特に貿易に不慣れな)お客様に対して案件の進捗を問われた場合には、文章で説明しても伝わりづらいことも、Shippioのクラウドサービスの画面をスクリーンショットで撮り、その画像を送付することで簡単に理解してもらった、なんてこともありました。」と西道様。
(※社外の方もクラウドサービス上の情報にアクセスできるように現在鋭意開発中)

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「私たち営業と貿易事務、工場の担当者とShippioのオペレーターが、クラウドサービス上のチャットでコミュニケーションを行うことで、やり取りの全てが可視化され、各調整に関わる交通整理をスムーズに進めることが出来ました。加えて、これまではメールに添付する形で貿易書類を管理していたのですが、Shippioのサービス上であれば、案件に紐づけて全ての貿易書類が保存されているので、保存・整理に掛かる工数が大幅に減りました。」

 

過去に海外営業を担当していた森本様からは、「貿易業務の属人化については課題であり、担当者の休暇中に顧客から問い合わせがあった際に、業務の進捗が可視化されていないため、状況把握に苦労することもあったが、Shippioのサービスは視認性もよく、最新のステータスが確認できるので安心です。」とコメントを頂きました。

部門横断で、貿易の業務フローを見直すきっかけに

「そして何よりも、Shippioを利用するにあたって共通のマイルストーンが可視化されたことが大きかったです。例えば、工場の担当者を含めて、更に綿密な製販会議が開けるようになりました。」と西道様は語る。

 

「これまでは各営業それぞれが工場とやり取りを行っていたため、出荷日の調整等で非効率が生じた事がありました。Shippioの利用によって、貿易業務が可視化されることで、工場側にも営業側の状況を説明しやすくなりました。
DXへの機運が高まる中、貿易業務の全体見直しを検討する中で、Shippioの導入により各メンバーが今まで以上に前のめりとなり他の業務改善のアイディアが生まれたりする副次的な効果もありました。」

 

Shippioの利用が、全体最適がどうあるべきか関係者全員で考える契機になったという、デジタルを活用しながら、部門横断で業務のあり方を再構築するDXの取り組みとして活用頂いている事例となります。

 

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三菱ケミカルインフラテックでDX施策を牽引する

「新たな中期経営計画においても煩雑な業務フローを伴う設備機器部は、DX施策を成長戦略の中心に据えている」と森本部長は語る。

 

「基幹システムの再構築による業務改革を進める一方で、新しいデジタルツールを積極的に採用して、社内にも発信してゆく。
今後、Shippioのような業務プラットフォームが普及し、業務効率化が進むことで、部内メンバーが自社製品やサービスの付加価値を高める活動に専念することが目指すべき姿だ」と力強くコメントを頂きました。

 

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※写真撮影時のみマスクを外していただきました。

■インタビュー後記

営業と工場間の製販会議でShippio上の情報を元に業務のすり合わせを行っていたり、クラウドサービスのスクリーンショットを販売先に送付してステータスの共有をされていたり、存分にShippioを活用いただいていた三菱ケミカルインフラテック様でした。

 

Shippioは三菱ケミカルインフラテック様の貿易DXのパートナーとして、海外ビジネスのさらなる拡大に貢献できるようデジタルフォワーディングサービスのさらなる利便性向上に一層努めてまいります。
お忙しいところ取材にご協力いただきありがとうございました!!

 

最後に、、、今回取材させていただきました設備機器部様のTwitterアカウントの紹介です!
「街中でヒシタンクを見つけよう!」、「ヒシタンクで詠む川柳」など面白い企画を発信されておりますのでぜひこちら(@mitsubishitank)のフォローもよろしくお願いします!