この記事では、クーリエとフォワーダーの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。輸送方法を選ぶ際の参考にしてください。
私たちShippioは、国際輸送を手配する日本初のデジタルフォワーダーとして、お客様のニーズに合わせた最適な輸送プランをご提案しています。輸送に関してご不明点や気になる点ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
クーリエとフォワーダーの違いとは?どちらに依頼すべき?
国際輸送や貿易、輸出入を行う際には、一般的にクーリエかフォワーダーのどちらかに輸送を依頼します。本記事では、それぞれの定義や特徴、使い分けについて解説します。
クーリエとフォワーダーの定義と違い
クーリエは、国際宅急便を提供する会社を指します。送り主から送り先までの一貫輸送を行うサービスで、FedExやDHLなどがその代表例です。軽量・少量の貨物や、輸入に制限がないものに適しており、手軽に利用できるのが魅力です。
一方でフォワーダーは、荷主の要望に応じて輸送手段をカスタマイズし、通関や輸送の各種手続きを含む一貫した輸送サービスを提供する会社です。Shippioもフォワーダーとして、多様な輸送ニーズに対応しています。
クーリエを使用するメリットとデメリット
メリット
- スピードと手軽さ
- Door-to-Doorの一貫輸送が可能で、迅速な輸送を実現
- インターネットで簡単に申し込めるため、輸送依頼の手間が省ける
- 課税価格が20万円以下の場合、簡易通関(インボイス申告)となり、通関がスムーズに進むため、時間の節約が可能
デメリット
- 輸送可能な貨物・地域の制限
- 動植物、生鮮品、危険物、腐敗しやすいものなどは取り扱い対象外
- 重量制限があり、通常は1梱包あたり70kgまで。運送状1枚あたり1,000kg以上の貨物については、一部クーリエでは対応不可
- 金額による通関手続きの違い
- 課税価格が20万円を超える場合は、通常の業務通関が必要となり、手続きが複雑化するほか、通関に要する時間が増加。場合によっては、通常の航空便と変わらない輸送時間になることもある
フォワーダーを使用するメリットとデメリット
メリット
- 柔軟性と幅広い対応力
- 複数の輸送手段を組み合わせることで、様々な輸送要件に対応可能。貨物の種類、重量、金額に関わらず、適切な輸送プランを提案してくれる
- トラブル対応
- 輸送中のトラブルやフォローアップを含め、輸出先・輸入先それぞれの法律やルールに基づいて適切に対応してくれる
デメリット
- 手続きの煩雑さ
- 複数の輸送会社を調整するため、輸送に必要な書類の作成や提出が必要で、手間がかかる場合がある
クーリエとフォワーダーをどうやって使い分ける?
国際輸送では、貨物の重量や容積に応じてクーリエとフォワーダーを使い分けるのが一般的です。クーリエは少量の貨物をスピーディーに輸送することを得意としており、軽くて小さい貨物の輸送に向いています。一方で、重量がありサイズの大きな貨物の輸送には適していません。特に、100kgを超える重量がある場合は、フォワーダーに依頼する方が良いとされています。フォワーダーは、多様な輸送手段を組み合わせることで、大型貨物や大量輸送に柔軟に対応することが可能です。
また、輸送費用は荷物の種類や量、輸送依頼の頻度によって変動するため、最適な輸送方法を選ぶためには、複数の輸送業者に見積もりを依頼して比較することが重要です。これにより、輸送コストを抑えながら、貨物の特性に合ったサービスを選択できます。
Shippioは、日本初のデジタルフォワーダーとして、フォワーディング業務に加え、貿易業務を効率化するクラウドサービスを提供しています。輸送に関する課題を解決するだけでなく、業務全体のデジタル化やDX推進をサポートすることを強みとしています。輸送方法の選択や貿易業務の効率化についてお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。